管理積算の先村です。
今回は鉛ガラスについての紹介です。 レントゲン室など放射線(X線)を遮蔽する目的で使用される鉛ガラスは大変高価です。
1例ですが1.5㎜当量(厚さ7㎜)600×600は1枚269,100円(材工)で積算しています。
鉛板が放射線を遮断する能力(鉛の厚みが増すほど高くなる)に等しいとして、あまり聴き慣れない当量(とうりょう、あたる りょう)という呼び方をしています。
1.5㎜の鉛板で遮蔽の指示のある部屋は,つまり1.5当量の鉛ガラスが積算の対象になります。
(建具表に大抵は当量の指示がありますが記載がない場合)
ちなみに目に見える光線(可視光線)は電磁波の波長800ナノメートル~380ナノメートルだそうです。
800以上の波長は目に見なくなり, <赤外線>
380以下になると <紫外線>
さらに波長が短くなれば、<X線> とよばれるそうです。
鉛ガラスは一般のフロートガラスより柔らかく表面がキズつきやすので施工時は特に注意が必要です。
最近、鉛ガラスをフロートガラスと合せたガラスが日本電気硝子さんより発売されました。
ガラスの総厚みが大きくなるので事前にガラス溝の確保がいりますが、キズや風化(ヤケ)破損時の飛散防止など効果は大きいので、今後は使用がふえると思います。
次回は熱線や紫外線に関連したガラス(熱線反射ガラス・熱線吸収ガラス)について予定しています。
日本電気硝子さんの新製品のカタログです。
次回につづく
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