安倍山に登ってきました。

社員ブログ



こんにちは。セメント部です。

さて今回のセメント部のHPは商品や工法の紹介ではなく、前回予告しましたとおり
「安部山に登ってまいりました。」です。

はじめの写真は、安部山公園へと続く坂道を下から撮影したところです。(写真①)毎年々400メートルくらい続く坂道の桜のトンネルが、道行く人々の目を楽しませてくれます。

今回は、安部山公園から妙見神社へと続く道を歩きながら 目に入ったあれこれを紹介します。
時間帯によって違いますが、朝夕はウオーキングやランニングをされている人間と、猫、野鳥(主にカラス)、そして猪を良く見かけます。日が沈んだ後は、週末特に夜景見学の車でいっぱいです。

よその山から流れてきた猫がいないとも言い切れませんが、そのほとんどが、捨て猫とその子ども(子孫)です。捕獲して、避妊をしているグループもあるようですが、ぜんぜん追いつかないそうです。人が近づくと一目散に逃げる猫、遠巻きに餌をくれないかと見てる猫、撫ぜてくれと寄ってくる猫・・・(写真②)

又、山から下りてきた猫が悪さをしていると思っている人が多いそうですが、前出のグループの方によるとその場所をテリトリーとし、なかなか離れないそうです。逆に、下で人間に飼われている猫が登ってきて、山に居る猫にちょっかいを出しているそうです。

私の家でも猫と暮らしていますが、すでに家族の一員であり、よく、娘の名前と、この子(猫)の名前を間違えてしかられていますが、かわいい?いたずらや、怪我や病気にはらはらさせられては保険の利かない治療費に頭を抱え、それでも「うちの子が一番」と思える 19歳のおばあちゃん猫です。写真③は、ストーブの前で、カーペットの下に前足(手)を突っ込んで寝ているところです。

それぞれの事情があって、動物をやむなく捨てることがあるかもしれません。それについて、それぞれの致し方ない事情があると思いますし、それに付いてどうこう言う資格はないかもしれませんが、猫でも、犬でもほかの動物にしても、生ある限り、最後まで、甘えられたり、そのしぐさや、そこにいることに癒されたりして一緒に暮らしていくことが、大事だし責任だと思っています。

山で犬はあまり見かけませんが、猪は良く見かけます。南区から北区に入って、妙見神社方向に下って次のカーブ辺りの絶景ビューポイント(私が勝手にそう呼んでいるポイント)によく出現します。瓜坊くらいならかわいいものですが、いくら神様の使いでも、大人の猪には近づきたくありません。(写真④)

ギャラリーの中には平気で横に立っている人もいます。聞くところによると、瓜坊と一緒のときが危ないそうです。とは言われても、真っ暗な中、懐中電灯の光の中に突然猪が現われ、肝をつぶしたトラウマ(?)を持つ私には、万が一 「散歩中の中年男性、いのししに襲われ重傷」 などと新聞に載りたくありませんので、近づかないようにしています。

猪に餌をあげているところに遭遇したことがあります。
猪も分かっているようで、餌を運ぶ車の到着する前には、すでに茂みの中に集合しており、車の到着の音とともに十数頭の群れが出現し、まさに「猪突猛進」と言う感じでした。餌をあげている横には、「ここで猪に餌をあげないで下さい。」と言う看板が立っています・・・。餌をあげている人の話によると
「畑を猪が荒らすと言う話も聞きますが、山に食べ物が不足すると下界に下りて悪さをする。猟友会が定期的に駆除も行っているようですが、追いついかず、いたちごっこを繰り返している状態。餌をやるなと言う看板は出てるけど、全頭駆除や保護のいずれも根本的な解決策はなかなか難しい。」とのことです。

それぞれの意見があってどちらが正解とは私には言えませんが、
次の話は、皆の力で、どうにかならないのか、どうにかせねば、と言うお話です。

山を歩いていて、人や、動物・鳥よりも目にするものがあります。
それは、写真⑤のような明らかに道路から投げ捨てられた、不法投棄です。

昔に比べるとずいぶんその量は減少しているそうですが、それでも新しいごみを見つけると、捨てた人に「なぜ捨てるのか、捨ててどうも思わないのか」と聞いてみたい気もします。かと思うと、道路わきの 昨日まであった、先週まであったごみが無くなっていることもあります。捨てる人がいて、又それを片付ける人もいるということでしょうか?さすがに斜面の下のほうまでは片付け切らないようですが、それでも頭が下ります。私の場合、道路上に落ちている車の通行に邪魔になるような、枝や木をかたずける事はありますが、それが精一杯です。
何処そこの山が、年々溜まっていくごみで、その海抜が高くなっているという笑い話を聞きますが、笑い話ではないかもしれません。

今回はここまでです。
冬の間は、ただ寒かっただけの夜の山道が、夏になるとなぜか、ただの風や草木の影に驚くようになります。
別に怪談好きと言うことでもありませんが、どきどきしながら歩いています。なぜでしょう?

さて、いよいよネタの切れてきたセメント部、広くネタを募集中です。どなたか紹介したい商品・工法等がありましたら、御一報下さい。

いよいよ、梅雨がやってきます。年間で、もっとも憂鬱な日々の続く季節になり、例年食中毒の話題が世間を騒がします。
どうぞご自愛下さい。     それでは次回をおたのしみに・・・?       セメント部  籾木

今回のおまけ
ひところ、ど根性「大根」とか「スイカ」、「なす」、「みかん」などが、世間を騒がしていましたが・・・
安部山で見つけた「ど根性木(木の名前は分かりません)」です。
正面ばっかり見て歩きますので、目線より高いところにあったこの木が、ここまで大きくなるまでまったく気が付きませんでした。見つけたときに思わず「パチリ」してしまいました。下の太く育った木と、上の方に今から育つ木とあります。どちらも法面の上にある木と同じ種類のようですので、おそらく地下茎で繋がっていると思いますが、詳しい事はわかりません。

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