この形 ショッピングセンターやホテルのエントランス等で見たことありませんか?
ぜんぜん曲がらないほど硬くはありませんがそこそこ硬くしっかりしています。見た目より重く、大きさは直径が約70cmくらいです。 写真①
この写真で、ピンとくる人はよほど勘のよい人か、この業界の方でしょう。
こんな多角形の石版だったり四角形だったり,扇方だったりと形はさまざまですが、
石版を張っていくのは、隙間をあけないとか、交点が4つ重ならないとか、
きれいに仕上げるルールがあって大変なお仕事です。
写真①を使って施工した床の出来上がりが、写真②です。
「なんで?」とか「へ~」と思っていただけると商品の紹介にも力が入りますが、思っていただけましたでしょうか。
写真①の商品は、セメント部で扱っております、二瀬窯業株式会社の「スタンプデコレーションシステム」のパターンマットです。
パターンの形は1種類だけではなく、数種類のパターンを組み合わせて使います。
基本的には、「生コン打設後表面を平滑にし、色を塗って、スタンプで形を付け出来上がり。」となりますが もちろん、打設した生コンにそのまま形を付けているわけではありません。
それでは、その工程を簡単に順を追って紹介いたします。
ベース色の「カラーハードナー」にトッピング色の「リリースプラス」を塗布しているところです。写真④
ベース色が5色、トッピング色が3色ありますので、組み合わせで、15色のカラーバリエーションがあります。(濃淡まで考えるとキリがありません。)
いよいよパターンマットでスタンプ開始です。均一に圧を掛ける難しいお仕事です。
パターンマットをずらしながら進みます。
黄色のパターンマットは、緑色のパターンマットに比べると柔らかい材質で出来ている為、柱などの立上がりや縁部分にも使えます。
生コン打設後、乾燥前の軟らかい時間帯(軟すぎても、硬すぎてもきれいな型は出ません)を見計らって施工されます。その見計らい方が、まさに経験による「プロの目」が要求されるところです。
スタンプ終了後、養生(施工面が乾燥するまで、2~3日ほっとくことです。)後、洗浄して出来上がりです。
今回紹介いたしました、パターンは「ランダムストーン」となりますが、この他にも「タイル調・レンガ調・扇型」と「和風・洋風」「新築・リフォーム」とさまざまな場面に活躍しています。
次の写真は、いろいろなパターンの例ですが、床面だけでなく「スタンプウォール」という壁面用もあります。
詳しく知りたい方、興味が湧いてきた方はぜひお問合せ下さい。
セメント部
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