ようやく寒波が通り過ぎ、そこここに春の気配が感じられるようになりました。
三寒四温の言葉通り、少しずつ少しずつ春がやってきます。
季節の変わり目です。油断して風邪など引かれないようご自愛下さい。
さて、今回のセメント部のページは、ズバリ、「セメントって何?」というテーマでお送りいたします。
セメントと言ってもその種類は多岐にわたり、とても全部は紹介できませんので、セメント部が現在主に扱っている建築材料としての3種類のセメントを紹介いたします。
1 普通ポルトランドセメント
いわゆる、普通のセメントです。建材店さん、工務店さんが、最も多く使うセメントです。
2 高炉セメントB種
混合材に高炉スラグを粉砕したものを使ったセメントです。
初期強度は小さいが、長期強度は大きく、ダム、河川、港湾工事や一般のコンクリート工事に使われます。
3 早強ポルトランドセメント
名前の通り普通のセメントより早く高い強度が出るセメントです。工期短縮の必要な工事、構造物に使われます。
おまけ。
セメントも風邪を引くってご存知でしたか?
セメントを袋のまま放置しておくと、空気中の水分などでだんだん締まってきて、硬くなり使えなくなることを言います。
これは、時間をかけて発生する現象ですが、普通はセメントに水を入れただけでは硬化しません。もちろん、水を入れて放っておけば固まりますが・・・
水と骨材(砂・砂利)を入れてこその建築材料です。
ちなみに、セメント+水=セメントノロ(ノロ)
セメント+水+砂=セメントモルタル(モルタル)
セメント+水+砂+砂利=コンクリート と呼び名が、変わります。
今回はここまで、次回は、施工例を紹介したいと考えています。
( セメント部 籾木 )